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神戸歴史探訪 2007年6月

今月のko-be.infoの特集は、神戸歴史探訪。地元の方々でも知る人ぞ知る、兵庫大仏にスポットを当ててみました。神戸の歴史に触れてみませんか?

平清盛と兵庫の都

神戸が歴史上発展してきたのは時代をさかのぼると平安時代からと言われています。平家の平清盛が武士として初めて太政大臣になり、福原に都をかまえ(福原遷都。1180年6月から同年11月までのわずか半年間ですが、神戸が日本の首都だった頃があるのです!)、初めての武家政権の実権を握り、大輪田泊(現在の神戸港)を整備。日宋貿易の拠点とし、平安末期の栄華を極めました。

その清盛が眠る墓があるといわれているのが兵庫区にある清盛塚(遺骨は発見されず、墓ではなく供養塔であるという説が有力です)と、最澄が創立した宝積山能福寺の平相国廟(へいしょうこくびょう)です。この能福寺の境内には奈良・東大寺の大仏、鎌倉・高徳院の大仏と共に日本三大大仏といわれていた兵庫大仏が鎮座しています。

  • 平相国廟
  • 平清盛像
  • 清盛塚
  • 清盛塚

歴史を語る兵庫大仏

日本三大大仏と言われていますが、それにしてはやや真新しさを感じる大仏です。それには第二次世界大戦という背景があります。日本三大大仏と正式に言われていたのは建立された1891年(明治24年)から1944年(昭和19年)までの間。1944年、時は第二次世界大戦中で、武器生産に必要な金属資源の不足を補うための金属回収令により、残念ながら大仏は国に供出されたのです。現在鎮座している兵庫大仏は大仏建立100年にあたる平成3年(1991年)に再建された大仏であり、今も日本三大大仏とされるかどうかは不明とのことです。

住宅街に佇む兵庫大仏は見学制限もなく、無料で歴史に触れる事が出来ます。私が訪れた時は人も少なく、ゆっくりと歴史に触れる事が出来ました。タイミングが合えば観光ガイドさんの説明を聞くこともできます。奈良、鎌倉とはまた違った趣があり、一度見学される事をお勧めします。

  • 兵庫大仏 正面
  • 兵庫大仏 背面

また、能福寺周辺は鎌倉新仏教の時宗の開祖、一遍の墓がある真光寺等史跡がたくさんあります。このエリアは兵庫津の道(ひょうごつのみち)と呼ばれており、のんびりとした歴史散策ができます。是非訪れてみてください。

兵庫大仏データ

尊像身丈
11m
重量
約60トン
蓮台
高さ3m
台座
高さ4m
総高(地上)
18m
耳の長さ
2.1m

宝積山能福寺:延暦24(805)年総建

所在地
兵庫県神戸市兵庫区北逆瀬川町1-39(南300mぐらいに清盛塚があります)
交通アクセス
JR兵庫駅より南へ約10分。ファミリーマート・井上兵庫大仏前店すぐ
開園
9:00〜17:00 無休
入場料
無料

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